カウンセリングで話したことは秘密にされるのか:守秘義務と例外について
- 6月29日
- 読了時間: 4分
「カウンセリングで話したことは秘密にされるのか」
「家族や職場に伝わることはあるのだろうか」
「どこまで話して大丈夫なのだろう」
カウンセリングを受ける前に,このような不安を感じる方は少なくありません。
カウンセリングでは,つらかった経験,人間関係の悩み,家族のこと,仕事のこと,自分でも整理しきれていない気持ちなど,とても個人的な内容をお話しいただくことがあります。
だからこそ,安心して話すためには,「話したことがどのように扱われるのか」を知っておくことが大切です。

カウンセリングで話したことは秘密にされるのか?
もちろんです
カウンセリングで話した内容は
原則として守秘されます
臨床心理士や公認心理師などの心理専門職には,カウンセリングの中で知った個人情報や相談内容を守る義務があります。
そのため,ご本人の同意なく,ご家族,職場,学校,知人などに相談内容を伝えることはありません。
「こんなことを話したら,誰かに知られるのではないか」と不安に思う内容であっても,安心してお話しいただけるよう,守秘を大切にしています。
守秘義務
守秘義務とは,仕事上知り得た秘密を,正当な理由なく他の人に漏らしてはいけないという義務です。
カウンセリングでは,ご本人が安心して話せることがとても重要です。
もし,「話したことが勝手に外に出てしまうかもしれない」と感じていたら,本当に困っていることや,つらい気持ちを話すことは難しくなってしまいます。
そのため,守秘義務は,カウンセリングの信頼関係を支える大切な土台です。
ただし,守秘には例外があります。
ご本人や周囲の方の安全を守るために,例外的に外部機関との連携や情報共有が必要になる場合があります。
たとえば,次のような場合です。
ご本人の生命や身体に差し迫った危険がある場合
他の人を傷つける危険が高いと考えられる場合
虐待が疑われる場合
法令に基づく対応が必要な場合
医療機関や関係機関との連携が必要で,ご本人の同意を得て情報共有する場合
このような場合には,安全を確保することを優先して,必要な範囲で対応することがあります。
ただし,その場合でも,できる限りご本人に説明し,必要最小限の情報共有にとどめることを大切にします。
Q. 家族や職場に知られることはありますか?
A. 原則として,ご本人の同意なく,ご家族や職場にカウンセリング内容を伝えることはありません。
たとえば,ご家族から問い合わせがあった場合でも,ご本人の同意なしに,相談内容や通室状況をお伝えすることはできません。
職場や学校についても同じです。
必要に応じて職場や学校,医療機関などと連携する場合には,どのような内容を,誰に,どこまで伝えるのかをご本人と確認しながら進めます。
オンラインカウンセリングでのプライバシー
神戸カウンセリングルームでは,安心してお話しいただけるよう,オンラインでの面接環境にも配慮しています。
一方で,オンラインカウンセリングでは,ご利用される方にも,話しやすい環境を整えていただく必要があります。
たとえば,
一人で話せる場所から参加する
家族や同居人に会話が聞こえにくい場所を選ぶ
公共の場所や周囲に人がいる場所からの参加は避ける
イヤホンを使用する
通信環境を事前に確認する
といった準備をしていただくと,より安心してお話しいただきやすくなります。
不安なことは,初回に確認して大丈夫です
「これは話しても大丈夫ですか」
「どこまで秘密にしてもらえますか」
「家族に知られることはありますか」
「医療機関と連携する場合は,どのように進みますか」
このような疑問がある場合は,初回カウンセリングで遠慮なくお尋ねください。
守秘義務や情報の扱いについて確認してから,話す内容を決めていただいて大丈夫です。
話したくないことを,無理に話す必要もありません。
カウンセリングでは,安心して話せる土台を作ることを大切にしています。
安心して話せる場所であるために
カウンセリングは,普段は人に話しにくいことを,少しずつ言葉にしていく場所です。
そのためには,「ここで話したことは大切に扱われる」という安心感が必要です。
神戸カウンセリングルームでは,守秘義務を大切にしながら,ご相談内容を丁寧にお聞きします。


